当社の製品情報

ゴムといえば・・黒いタイヤやチューブがまず一番先に思い出されることでしょう。このようにゴムといえば「黒いもの」のイメージがありますが、カラーコーディネイターの仕事など、色と生活空間を想像し創り出す、そんな需要が高まっています。カラーゴムといえば、家具や内装品などインテリアの分野では、装飾品との調和を図る為に、また電線などは、電極のプラス線とマイナス線やアース線のようにそれぞれを色で識別するために使用されています

 

 では、カラーゴムコンパウンドの代表的な精練(生産)工程について説明します。ゴムの原材料の混合物がゴムコンパウンドといいます。
原材料には、天然ゴムや合成ゴムのようなゴムの主原料となるもの、炭酸カルシウム、カーボンブラック・ホワイトカーボンなどの充填剤や
補強剤、硫黄・老化防止剤・架橋剤・促進剤など、ゴムの特性や機能を持たせる工業薬品類、軟化剤や可塑剤などオイル類、各色のカラー
バッチなどが、ゴム製品の機能に合わせて配合処方されます

次に、これらのゴムの材料を混ぜ合わせる工程です。バンバリーやニーダー、ロールといわれる混練機により混合されます。
混練機は冷却及び電力量と加圧力により制御され、ゴム原材料に対するエネルギー量や温度をコントロールすることにより
ゴムの材料が機能に合わせてうまく混合されます。

 

できあがった製品は、次のような形状に最終加工します
  • リボン状     厚みと巾を指定したもので、リボンのようにエンドレスに加工します、一般的にはインジェクションプレス機や押し出し機に使用されます。
  • シート状     厚み、巾、長さを指定(分出しと言います)し、一枚づつシート状に切出したもの、一般的にはコンプレッションプレスに使用されます
  • バッチ状     当社内でサイズを定めたもの、一般的にはA練品(お客様で加硫剤等を混合されるもの)に多く使用されます

 

製品の検査を経て、お客様のもとに出荷します。検査については、製品毎にお客様のご要望の試験や検査の頻度を定めます
製品の検査は、大きく分けて、未加硫試験と加硫試験とにわかれます。JISゴムを参考にした検査機、検査方法で試験・検査を行います。
検査の結果は、品質管理システムに登録され、総合合否判定されたものが、出荷可能品として識別されます。

出荷可能品は、物流センターにて保管され、弊社のトラックまたは運送会社を経て、お客様の手元に納品されます